吉田部長は同製品を、これまでの課題をすべて解決してくれたと評価する。「伝送サービスは、容量の大きいデータを常時送り続けるサービスであり、ロスがあってはいけないし、サーバーのパフォーマンスが安定していることが何よりも重要。新しいネクシオン・ボックスは、運用のしやすさも考えて、しっかりラッキングしたいというのも大きなテーマだったため、1Uで冗長構成も取れるRad Beagleは魅力的だった。LANポートの拡張オプションもあり、空冷で熱にも強い。要求が厳しい国内市場で豊富な実績があり、製造からサポートまで一貫して国内でやっているという品質・サービスへの信頼感もあったし、納期もこちらのリクエストにきちんと応えてくれた」。
16年9月から、Rad Beagleを搭載した新ネクシオン・ボックスを使い始め、約8か月間のシーズンをまったく問題なく乗り切った。吉田部長は、「安定した運用が可能だということが証明されたと考えている。当社が手がけるのは単発イベントの案件も多いが、Rad Beagle搭載のネクシオン・ボックスは、1シーズンを通しての伝送にも十分使える。これを横展開して、シーズンものの受注増につなげていきたい」と意気込む。
この記事は、週刊BCN 2017年10月23日発行vol.1699に掲載したものです。記事は【こちら】