

システム開発部
木村 岳文氏
携帯電話の着メロASPサービスから事業をスタートさせた同社は、現在では多数の公式サイトを運営するまでに事業を拡大させており、自前のサービス提供のみならず、その安定した品質により幅広い事業者にOEM提供を行っている。また、あらゆるコミュニケーション手段から投稿・閲覧可能な今を共有するサービス“Wassr”の運営など、新しい形のコミュニケーションサービスを展開している。これらサービスを支えている同社の強みは、営業からシステム開発まで社内にスペシャリストを抱えることで、顧客のニーズにワンストップで対応できることだ。
そんな同社に新たなサーバ増設の計画が持ち上がったのは2008年のこと。インフラ増強によって新たなサービスの拡充に備えるためだったとシステム開発部の木村岳文氏は語る。「これまでの経験を踏まえた上で、今回はサーバラックの集積率を高めたインフラ投資が求められたのです。」
会社設立当初は、ATWが技術協力する専用ホスティングサービス「at+link」を活用していたが、ビジネスの拡大にあわせてハウジングによる自社運用に切り替えた同社。その際には、ATWのショートレングス1Uサーバ、フルサイズの1Uサーバ、業務負荷の高いデータベースなどにはスペックの高い2U~4Uサーバを活用するなど、複数ベンダのサーバを同時に運用していたという。しかし、スペックの高い(電力の消費が大きい)サーバとショートレングス1Uサーバを共存させなければならず、1つのラックに20台程度しかサーバを搭載することができないケースも発生した。「ハウジングの場合、ラック単位に料金が発生するため、会社としては集積率をあげることが求められていました。システム的な面からも、冗長化に耐えうる柔軟なサーバ運用を実現するために、安く物理的に多くのサーバを導入したいと考えていました。」
そこで白羽の矢がたったのが、数多くの採用実績を持つATWの「radserv X」だったのだ。ATW自身が本社で運用しているデータセンターにて集積率の検証実験を行うなど、要望に対して真摯な姿勢を見せたことも採用の決め手になったという。

今回は、サーバを何台購入するのかということよりも、1つのラックに何台搭載できるのかという提案を求めた木村氏。「消費電力や排気の仕組みを考慮して、複数のパターンを提案いただきました。自社でデータセンターを運用しているからこそ、柔軟な提案をしていただけたことに満足しています。」
さらに、ATWの製品作りのコンセプトにも好感を持っていると木村氏。「4分の1サイズの1Uサーバなど、顧客のニーズにあわせた様々な製品ラインナップを開発しているという姿勢は、当社と通ずる部分があります。将来的な拡張時にも選択肢が豊富なため、安心して活用することができています。」

今後の展望について木村氏は、「現在運用しているデータセンターのインフラの見直しを行いたいと思っています。万一の障害にあわせて、今以上に可用性を高めるシステム構成にしたいですね。」と語る。現在でも負荷分散などを行っているが、状況によってはレスポンスが低下するなどの弊害も発生しているという。だからこそ、利用しているユーザにストレスを与えないようなインフラへの脱却を目指したいと今後の意気込みを語る。中でも、データベースサーバなど業務負荷の高いサーバをショートレングス1Uサーバへ分散することも考えているという。更なるサービス拡充に応じて、ATWのサーバを今後も活用していきたいと将来像を語っていただいた。
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