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専務取締役 営業本部長
槻木 修幸氏
  世界58カ国の国と地域に展開する不動産ネットワーク「センチュリー21」の加盟店として、一都三県で不動産仲介業を展開しているオンライン不動産株式会社。不動産仲介業として30年以上の歴史を持つ同社は、不動産業界で初の会員制サイトを立ち上げるなどインターネットを活用した先進的な試みを積極的に行っている。特に、顧客との接点を増やすCRMや営業支援システムなどを自社開発し、社内にエンジニアを据えることで独自ノウハウをシステム作りに活かしている。そんな同社の持つ不動産物件DBや顧客管理システムなど事業の根幹を担うシステムのインフラに採用されているのが、株式会社エーティーワークス(以下ATW)が提供している省スペース省電力1/4Uサーバー「Quad Beagle」だ。








取締役 情報システム室長
佐々木 一幸氏
 老舗の不動産仲介事業者である同社が自社でホームページを開設し、インターネットによる営業活動を開始したのが1996年。当初はレンタルサーバーを利用していたが、主戦場であった神奈川から営業エリアを一都三県に拡大させたことで、ホームページに大量の顧客が流入することに。そこで、アクセス数増加に対処するため、サーバー環境をデータセンター内に自前で構築、フルサイズの1Uサーバーを10台用いて、WebサーバーやDBサーバーなどそれぞれ個別の役割を持たせながら冗長化構成を取っていた。しかし、稼働から3年ほど経過すると、サーバーの不調が目立ち始めたと専務取締役 営業本部長 槻木 修幸氏は当時を振り返る。「ネットからの流入も増え、当社の業績も急成長を遂げていました。キャッシュフローも厳しい中で、毎年発生する修理費用もばかになりません。途中からリース契約に切り替えましたが、再リースのタイミングでもコストがあまり落ちないことがわかりました。そこで、年間維持費を極力落とすために新たな環境を検討し始めたのです。」これまでのリース契約打ち切りを決め、新たなサーバーインフラを探すことになった。





BladeBeagle
 新しい環境を検討するにあたって重要視したのが、データセンターにおけるシステムの維持費だ。「データセンター側では物理的なスペースはもちろんのこと、サーバーの消費電力がコストに影響します。フルサイズの1Uサーバーが10台あると、ラックのスペースを無駄に使うばかりか、消費電力によっては追加料金が発生するデータセンターもありました。だからこそ、省スペースで省電力、さらに使いやすいサーバーが必要だったのです。」と情報システム室 主任 前田 友広氏は語る。

 一時期はベンチャー企業の間で話題となっていた、板金工に筐体を作ってもらって部品を組み込む自作サーバーも検討したというが、障害発生時のサポートや故障に対する保証などの問題で断念した前田氏。そこでインターネットで条件に合致した製品を探したところ、ATWが提供している省スペース省電力1/4Uサーバー「Quad Beagle」が目に留まったという。「面積が従来の4分の1で、電力量も3分の1程度にまで圧縮できることがわかりました。このサーバーを採用することで、データセンターの選択肢が広がり、維持費を圧縮できる環境が整ったのです。」とATWの優位性を語るのは取締役 情報システム室長 佐々木 一幸氏だ。

 さらに、同サーバーがCentOSをサポートしていることは、コストを最小限に抑えることを目指した同社にとって大きなポイントだった。「企業で使う場合は、どうしてもRed Hat Enterprise Linuxなどエンタープライズ系のOSしかサポートしていただけないケースが多いものです。しかし、ATWではフリーライセンスのCentOSが出荷時にインストールされたモデルが選択でき、動作確認まで含めてきちんとサポートしていただけます。選定の大きなポイントの一つと言えるでしょう。」と前田氏。また、知名度では大手サーバーベンダに後れを取る部分もあるが、豊富なサーバー稼働実績を持つホスティングサービス「at+link」で培われたATWの信頼性の高さは、稟議申請時に周囲を納得させる決定打になったという。






情報システム室 主任
前田 友広氏
  現在は、物理的なサーバーとしてQuad Beagleを10台導入し、CentOS上で使える仮想化ソフト「KVM」によって従来からの仕組みを稼働させている。基本的にはLAMP構成をとり、LinuxであるCentOSの上にWebサーバーのApache、顧客管理や不動産物件情報を管理するDBにMySQLを採用。また、顧客のコンタクト履歴や物件情報の閲覧履歴など様々なログを管理し、商談履歴と組み合わせたCRMシステムも稼働している。さらに、携帯電話を用いて問い合わせ情報を担当営業にフィードバックするなど、24時間365日の顧客対応を実現する営業支援システムも同時に稼働しており、同社の事業に欠かせない顧客接点の基盤となっている。

 実際のコスト効果について槻木氏に伺ったところ、導入後の年間維持費はデータセンターの費用も含めておよそ45%にまで圧縮することに成功したという。さらに、初期コストも従来の1Uサーバーに比べて3分の1程度となり、大幅にコスト削減に寄与したことになる。「コストを落としても使い勝手まで落としては意味がありません。その点、従来と同じ使い勝手を維持できています。」と評価は上々だ。また、KVMによる仮想化で、物理的なスペースやコストはそのままで、従来の2~3倍にまで仮想的にサーバーを増やすことができる環境を整えることができたことも見逃せない評価のポイントだと佐々木氏。多額の初期コストや高度な専門知識が必要なブレードサーバーと同様の環境を、複数の安価なATWサーバーだけで作り上げたことになる。

 サポート面についても「環境構築に必要な設定やスペックなど、事細かに質問させていただきました。すべて自前で作っているサーバーだからこそ即答していただけるというレスポンスの良さは大きい。」と評価は高い。さらに、BTO方式による柔軟なスペック選択が可能となっているが、メニューにないものまで手配することができたことに驚きを隠せない。「もともとメニューにはなかった500GBのHDDも標準品として手配することができました。」と柔軟な対応にも前田氏は満足している。

 また、前田氏自身がサーバーの設置から運用、保守を行っていることもあり、その設置やメンテナンスのしやすさも評価できるポイントがあるという。「従来の1Uサイズでは一人でラックに設置するのが大変でしたが、ATWは4分の1サイズで省スペース。私一人でも設置することができます。さらに、ラック前面に電源やLANインターフェースなどアクセス部分が集中しており、前面と背面を往復しながらメンテナンスする必要がありません。現場の運用シーンに合わせてハードウェアの設計が行われていると言えるでしょう。」さらに、小さな筐体ながら、OSに依存しないIPMIに対応していることも運用の効率化に寄与するポイントに挙げている。





  今後について、しばらくは現在の10台体制で運用していくというが、省スペースが実現できたことでラック自体のスペースに余裕があるのが現状だ。「ビジネスの拡大に応じて適宜増設をしていきたい」と佐々木氏は今後の成長戦略を語る。さらに、社内で動いているタワー型のサーバーなども、消費電力や省スペースに寄与するATWのサーバーへ、リプレースできればと考えているという。すべての環境を統一することで、運用管理の負担をさらに軽減させていきたいと今後の展望を語っていただいた。


オンライン不動産株式会社
所在地: 神奈川県横浜市中区相生町6丁目104 
横浜相生町ビル3F
代表者: 代表取締役 宮澤 勝次
事業内容: 一都三県で不動産の売買仲介や賃貸仲介、損害保険代理業、生命保険代理業などの事業を展開。
URL: http://www.century21.co.jp/






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